大好物の桜餅を作ってみたが長命寺?道明寺?関東?関西?色々あった。

和菓子の桜もち。大好物です。

一個140円ほどするので、ずっと高いなと感じていました。そんな桜もちを、お腹いっぱい食べてみたいと思い立ち、先日人生で初めて自分で桜もちを作ってみました。

和菓子で季節限定品は、作るのもハードルが高いのかもと思っていましたが、やってみると簡単に作ることができます。自分でもびっくりするぐらい、簡単に!美味しくできました。

なんでもやってみるのが1番です。今回は、桜もちの作り方も紹介します。

桜もちの種類

桜もちには、2種類あります。関東風と関西風で、見た目も食感も違います。関東風桜もちは、長命寺粉でクルンと巻いたものです。関西風桜もちは道明寺粉のつぶつぶ桜もちです。どちらが好きですか?

道明寺粉であんを巻いたつぶつぶ食感

道明寺粉をしっていますか?道明寺粉とは、餅米を細かく砕いてふるいにかけた和菓子の材料です。主に桜もちに使われます。その魅力について、語ります。

 道明寺粉の魅力

道明寺粉の魅力は、なんといっても食感です。つぶつぶともちもちが同時に味わえることです。その歴史は長く1000年前には存在していました。

昔は「ほしいい」といったそうで、非常食のひとつでした。『ちいちゃんのかげおくり』という小学生の国語の教科書に載っている話に、ほしいいが出てきます。

戦争当時の少ない食料をいかに長く持たせるか考えられ、自分で餅米を砕いて、粉を固めて長期保存可能にしています。

道明寺粉を使った他の料理

道明寺粉は和食のさまざまな場面でも使われます。おはぎや肉団子の皮など。

道明寺粉を食材の表面にまぶすことで、もちもち感が出ます。

食感をうまく使って私が好きなものは、海老の道明寺粉揚げです。お正月のおせちで、海老の衣に道明寺粉を混ぜることで、ボリュームが出て華やかさを楽しめます。

天ぷらとは、また違った味わいになります。

長命寺粉でクルンと巻いてもちもち食感

長命寺と言うのはお寺の名前で、江戸時代から伝わります。小麦粉を水でといてで作る桜もちは、もちもちしたクレープのような生地で巻いたものです。くるりんとしたフォルムがかわいらしい、関東風桜もちです。

クレープみたいなくるりん桜もち

関西の人は、形の違いにびっくりすると聞きます。東京の墨田区にある長命寺というお寺の前で、桜の葉っぱの塩漬けを使ったお菓子を販売したことが、この桜もちのはじまりといわれています。

生地は簡単

この小麦粉で作る桜もちは、実は簡単に作ることができます。フライパンでもいいのですが、きれいに焼けるのはホットプレートです。子供でも簡単に、生地を流し込んだり、ひっくり返したりできます。

小学生の頃、母と一緒に作った覚えがあります。

生地の分量を間違えると、硬く焼けてしまい、食感が全くの別物になるので、気をつけてください。

桜餅を作ってみる

今回挑戦したのは、道明寺粉の桜もちです。つぶつぶの食感が好きなのと、作ることができたら自慢できそうだからという理由で、選びました。

 材料

道明寺粉  200g

砂糖    60g(甘さ控えめが好みの人は、減らしてください)

餡子(小豆から作ってもよし、市販品を使うもよし。桜餡というものもあります。お好みで)    200g

桜の葉っぱの塩漬け 10枚

水   250cc(空気が乾燥している時は少し増やしてください)

手順

①耐熱ボールに、道明寺粉と水をいれて、30分ほどふやかします。

②その間に、餡子を丸めて準備します。

③道明寺粉に砂糖を加え、レンジで温めます。600Wで1分20秒。全体的に色が薄くなれば、日が通った証拠です。

④手早く、道明寺粉をかき混ぜます。

⑤先に用意した餡子を、包み込んで丸めます。ラップを使って丸める場合もありますが、慣れていないうちは素手に水をつけた方が、ベタベタくっつきません。

⑥あら熱が取れたら、桜の葉っぱの塩漬けを巻き付けます。(桜の葉っぱは塩を抜いてください)

⑦完成です。すぐに食べない場合は乾燥しないように、ラップをしてください。

*温かい桜もち、美味しいです。お店では絶対に買えません。

まとめ

長年の夢だった桜もちを、たくさん食べることができました。自分で作ることで、砂糖の量を調節できるので、好みの甘さに仕上がります。すっきりと食べられる甘さで仕上げたので、子供たちにも大好評でした。お父さんの株もアップ^^

道明寺粉の桜もちも思っていた以上に、簡単にできました。期間限定の桜もち、毎年の楽しみですが材料さえあればいつでも楽しめることがわかりました。

お金を出せば美味しいものが手に入る時代ですが、自分で作るとその手間や時間がよくわかります。

今回は、使用する砂糖の量に私は驚きました。こんなに使っていいのかなという量でした。あんこは市販品を使いましたが、次はあんこも自分で、全部手作りをしてみたいです。

皆さんも、自分の作る食べ物を作ってみませんか?手間も時間もかかりますが、それ以上の成果も必ず得られます。

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